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ミステリの祭典

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猪苗代湖殺人事件
ルポライター浦上伸介

作家 津村秀介
出版日1987年05月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 江守森江
(2010/03/14 17:29登録)
偶々、テレ東でドラマ化作品の再放送を観て以前に原作を読んでいる事に思い至った。
作者は、デビュー当初から時刻表型アリバイ崩しに特化した作品を発表し続けた。
西村京太郎の旅情ミステリーと鮎川哲也の時刻表型アリバイ崩し作品群を足して2で割った感じ。
時刻表型アリバイ崩しは、当然のごとく好き嫌いが分かれるし、ネット検索時代に突入した‘今’書かれたら陳腐なトリックのオンパレードになってしまう(それでも鮎川の名作「黒いトランク」が時代に埋もれたなんて思わない!)
この作品はアリバイ崩し自体も淡白なので、かえって旅情ミステリーとしてドラマ向きだったのかも。
※余談
この作品は違うが、殆どの浦上伸介シリーズは‘火サス’で高林鮎子シリーズとしてドラマ化された。

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