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ミステリの祭典

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雪に花散る奥州路

作家 笹沢左保
出版日1971年01月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 kanamori
(2010/03/11 18:46登録)
どんでん返しの見事さで定評のある笹沢の時代小説短編集。渡世人を主人公にした4編を収録。
ノンシリーズなので、予定調和を排した、よりスリリングな展開を見せてくれてます。
編中では「峠に哭いた甲州路」が、時代小説、ハードボイド、本格ミステリとして傑作だと思いました。終盤までは主人公が木枯し紋次郎でもいい展開ですが、意外な真犯人を提示した後の二度目のサプライズはノンシリーズならではのものです。

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