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ミステリの祭典

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相棒シーズン6上
テレ朝相棒シリーズ

作家 碇卯人
出版日2008年10月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 江守森江
(2010/04/09 22:18登録)
「碇卯人」と「鳥飼否宇」がアナグラムになっている事を書き忘れていた。
このシーズンは、裁判員制度導入を見越した大作「複眼の法廷」でスタートして、セットの「黙示録」(下巻収録)で幕を閉じる。
骨太で多彩なミステリ・ドラマと知れ渡り人気が安定して来た。
些細な気付きから犯人を罠にかける「陣川警部補の災難」
ストーカー被害から話が転がる「TAXI」
作中曲まで作った(ノベライズに歌詞収録)「この胸の高鳴りを」
そして、社会派と本格の融合に成功した傑作「編集された殺人」
等々が揃った。
キャラ的には劇場版の宣伝を兼ねるアザトさだが、かえって良作を生み出してもいる。
今シーズンも名探偵な杉下右京の「些細な気付き」から導く推理が充分堪能できる。

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