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ミステリの祭典

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悪魔の口笛
神津恭介・少年物

作家 高木彬光
出版日2005年10月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 江守森江
(2010/03/12 18:44登録)
初期の神津恭介シリーズで、少年向け故に埋もれていたが復刊した(もう一作の復刊作品は芦辺拓編「少年探偵王」に収録済←そちらで書評もした)
冒頭からいきなり怪人Xと神津恭介が遭遇して如何にも少年向けらしく展開する。
話半ばで明かされる怪人X=ロボットのSF設定は活劇に味付けを齎すが謎の解決としては褒められない。
その後に展開する宝捜しや首領の正体は作者らしさが嬉しいが、大人にはミエミエ過ぎた。
本来なら3点だが、小学校低学年からのミステリへの入口としての復刊意義を考慮し1点加点した。

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