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ミステリの祭典

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十三の墓標
岡部警部シリーズ

作家 内田康夫
出版日1987年06月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 E-BANKER
(2010/01/31 21:24登録)
岡部警部シリーズ。
ただし、今回の主人公&探偵役は部下の坂口刑事です。(坂口刑事の姉夫婦が殺されたという設定のため)
初期~中期の氏の作品群では、歴史上の人物の伝説を作品背景としているケースがままありますが、本作は「和泉式部」伝説が事件の背景に見え隠れします。
”読者に謎を解かせる”という視点はそもそもなく、トリックやロジックというものとも無縁の作品のため、気合を入れて読む必要はなく、通勤時にでも軽い気持ちで読むのがオススメです。
まぁ「和泉式部」の薀蓄だけは読む価値ありでしょう。

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