訃報は午後二時に届く |
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作家 | 夏樹静子 |
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出版日 | 1983年11月 |
平均点 | 5.50点 |
書評数 | 2人 |
No.2 | 5点 | 虫暮部 | |
(2025/02/28 12:36登録) ツカミのエピソードの上手さに感心した。事件に巻き込まれる自然な流れで、更にオリジナリティもあると思う。 それだけに真相には失望。作中で言及されているように却ってアリバイが保証されかねないし、もっと確実な口実が何かしらあるだろうに。 “幻の女” 探しになるかと思ったがそっちへは進まず。決定的矛盾とまでは言わないが、事件関係者は皆多かれ少なかれテンパっていて不合理な行動を取っている。 最後に明かされるトリックも “そこまでやるか?” と言う印象。例えば “不慮の事故で落ちてしまったものを、これ幸いと利用した” みたいな、心情的にもう少し説得力のある設定に出来なかったものか。 |
No.1 | 6点 | こう | |
(2009/12/06 21:18登録) 造園会社の社長大北が殺人容疑者となるが本人は間違い電話をかけてきた目の不自由な女性を助けに外出していたと主張、そしてその女性が見つからないまま本人が失踪して、というストーリーです。一見して「幻の女」パターンの作品でしかも登場人物の中の犯人はわかりやすいのが難点でまたご都合主義的なところもありますし電話のトリックはお粗末ですが一番最後のトリックの部分は良かったです。本筋には関係ない他愛ないトリックの上実際に実行しようとするイメージも湧きませんがストーリーにも合っています。ただ現代でも通用するトリックなのかはわかりません。 |