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ミステリの祭典

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訃報は午後二時に届く

作家 夏樹静子
出版日1983年11月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 こう
(2009/12/06 21:18登録)
 造園会社の社長大北が殺人容疑者となるが本人は間違い電話をかけてきた目の不自由な女性を助けに外出していたと主張、そしてその女性が見つからないまま本人が失踪して、というストーリーです。一見して「幻の女」パターンの作品でしかも登場人物の中の犯人はわかりやすいのが難点でまたご都合主義的なところもありますし電話のトリックはお粗末ですが一番最後のトリックの部分は良かったです。本筋には関係ない他愛ないトリックの上実際に実行しようとするイメージも湧きませんがストーリーにも合っています。ただ現代でも通用するトリックなのかはわかりません。

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