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ミステリの祭典

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虚ろな感覚

作家 北川歩実
出版日2003年02月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 虫暮部
(2024/09/19 12:24登録)
 読み進むにつれて登場人物間で病みが盥回しにされて怖さと可笑しみを同時に感じる。と言う意味では、どの短編も騙しの構造が割と似ている気がするけれど、味付けにヴァリエーションがあってワン・パターンではない。あやせさやかのイラストいいね(ハードカヴァー版)。
 唯一、「僕はモモイロインコ」のアリバイ・トリックは加害者被害者ともに動きが不自然で疑問が残った。

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