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ミステリの祭典

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匿名商社

作家 清水一行
出版日1977年10月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 江守森江
(2009/11/29 00:21登録)
不景気で業績悪化した商社が裏で馬券のノミ屋をして稼ぐピカレスク小説。
ネット発売もなく枠連時代のノミ屋の話なので現在では全く通用しない話になった感はある。
しかし、賭博の裏の構図は基本的に変わらず、時代背景さえイメージ出来れば非常に面白く読める。
馬連までしか販売していなかった時期までは、この小説に書かれた馬券理念の応用で何度も美味しい思いが出来た。
私には、打ち出の小槌と云えた本。

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