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ミステリの祭典

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蒼茫の大地、滅ぶ

作家 西村寿行
出版日1978年09月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 E-BANKER
(2009/11/28 22:19登録)
寿行氏お得意の動物&パニック物の1つ。
名作「滅びの笛」は”鼠”が東京をパニックに陥れますが、本作の主役は”バッタ”。空を覆いつくすほどの大群の”バッタ”・・・
バッタの大群のおかげで、東北地方の穀倉地帯は全滅させられ、東北地方は青森県知事のリーダーシップのもと、独立を決意する・・・という粗筋です。
ストーリー的にはかなりハチャメチャな感じはしますが、全盛期の作者の力というか、読ませるパワーというものを味わえる一作でしょう。

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