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ミステリの祭典

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最終退行

作家 池井戸潤
出版日2004年01月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 E-BANKER
(2010/07/15 22:47登録)
”ザ・池井戸潤”とでもいうべき作品。
冷酷な銀行本部エリート対叩き上げの支店行員・・・という氏の王道パターンです。
本作品では、そこに戦後の「M資金」にまつわる疑惑を絡め、2つの事件が有機的に絡み合うことになります。
ラストはいつものとおり「勧善懲悪」的痛快な結末が用意されていて、小市民の読者にとっては溜飲を下げる思いですね。
やっぱり、経済関係のストーリーは他の作家よりも数段グレードが高い気がしますし、読んでいて引き込まれます。
さらに今回は痛快度が高かったため高評価としました。

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