home

ミステリの祭典

login
殺人プログラミング

作家 ディーン・クーンツ
出版日1989年03月
平均点9.00点
書評数1人

No.1 9点 Tetchy
(2009/10/11 00:57登録)
まさに私をして、これがクーンツなのかと驚嘆させられた一作。
初の「クーンツ体験」としてこの作品を読んだ事を実に幸運に思う。

内容は正にこれぞエンタテインメントとばかりに畳み掛ける活劇のオンパレードである。男やもめの獣医の再婚話と村人に起きたごく小さな災い事という静かな立上り方からソーンズベリの狂気の度合いと呼応するように徐々に加速度を増していく筋運びは職人技の一言に尽きる。

特にサブリミナル効果を77年に主題として扱っているあたりにクーンツの先見性をまざまざと見せ付けられた。
いやはや流石はクーンツである。

1レコード表示中です 書評