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ミステリの祭典

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闇の中の猫
英文科学生・深町麟

作家 麻生荘太郎
出版日2009年09月
平均点3.00点
書評数1人

No.1 3点 江守森江
(2009/11/28 11:19登録)
何で‘島荘’は今頃こんな作品を推薦するのだろう?今では新鮮さに欠けると思うのだが・・・。
新本格初期の荒削りな作風で、ネットとサイコホラーとミッシングリンクを絡め二段階に捻った作品。
最初に提示されるドッペルゲンガーの謎を限定された会員サイトの予告連続殺人で読者の脳裏から消し去り、早々に一段目の捻りの(何処か既読感ある)密室&不連続殺人を解決し、更にダミーな‘猫(犯人)’まで用意してドンデン返しする。
しかし、消化不良な登場人物の存在から真犯人が察せてドンデン返しに驚きがない。
‘島荘’推薦で綾辻・歌野・我孫子がデビューした当時にタイムスリップした感があった。
※注記
当時の私は、あの「占星術」の島荘推薦ならと大きな期待感を抱いていた。
しかし、上記3氏のデビュー作を読んで期待感が急激に萎んだ記憶がある。

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