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ミステリの祭典

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黄金の島

作家 真保裕一
出版日2001年05月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 E-BANKER
(2009/11/03 20:58登録)
ベトナムに逃げ込んだ主人公が、現地で出会ったベトナム人とともに「黄金の島」=日本を目指して、大海原の真っ只中航海に出て・・・という粗筋。
相変わらず、何というか舞台設定がうまいですね、真保氏は。
これだけのストーリーを創るためには、毎回毎回相当な取材量じゃないかなと感じます。
本作はミステリー色の薄い、「冒険小説」とでもいうべき展開ですが、夢を賭け主人公とともに無茶な航海に出るベトナム人の少年たちには胸を打たれるものがあります。
結構な分量ですが、気にせず読める一作。

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