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ミステリの祭典

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首を買う女
神津恭介シリーズ

作家 高木彬光
出版日1986年11月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 江守森江
(2009/08/20 17:17登録)
神津物を量産していた時期の6編に、最後の神津物短編「棋神の敗れた日」を加えた短編集。
初期の各編は、入り組んだプロットが作者らしく、その構図をアッサリ見破る神津はまさに名探偵。
しかも、解決の過程がバラエティー富み、神津の色んな面が見れ嬉しい。
反面、好き故に読み込んできたせいか作者の手口に馴れ、私にも“神津並み”にプロットが見えてしまい満足度は低かった。
ミステリ度が低くプロット頼みではない「棋神の〜」が一番楽しめる皮肉な読書になってしまった。

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