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ミステリの祭典

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防壁

作家 真保裕一
出版日1997年10月
平均点7.00点
書評数5人

No.5 7点 E-BANKER
(2010/06/06 14:50登録)
命を賭けて職を遂行する4人の男を主人公とした短編集。
①「防壁」:主人公は警視庁のSP。要人警護の最中に一人のSPが狙撃される事件が発生・・・その事件の真相は?
②「相棒」:主人公は海上保安庁の海難救助隊員。杉下右京ではありません。まさに「海猿」の世界です。
③「昔日」:主人公は自衛隊の爆破物処理班に所属。川崎で見つかった不発弾をめぐって過去の疑惑が浮上します。
④「余炎」:主人公は消防士。規則的に発生する放火事件には意外な真相が・・・
やはり命を張った仕事ってすごいですねぇ・・・
男として父親として頭が下がります。

No.4 7点 こもと
(2007/10/15 23:46登録)
 第2短編集。 1冊目よりも、こもとはこちらが、より、好み。 危険性の高い職業に就く4人の男たち。 その職務内容と、それぞれの私生活を反映させること・・・4編の共通性はそこにあったように思う。
 真保作品のリアリティについてはもう、今更述べるまでもないのだろうが、活字が映像として頭に浮かんでしまう描写は、やはり感心せずにはいられないものだ。
 それにしても真保氏がつけるタイトルって毎回、シンプルだけど的確。 上手いなぁ。 ディック・フランシスっぽいけど。

No.3 5点 ラッキー
(2004/10/25 19:18登録)
短編集なら『盗聴』の方が面白かったような気がする。

No.2 8点 美来
(2001/08/08 14:36登録)
黙々と仕事する男たちの内心(苦悩)が良くかけていて、面白かったです。
読み返しても(犯人がわかって手も)引き込まれます。

No.1 8点 さわ
(2001/05/16 11:24登録)
生きてる人間ってカンジで楽しめた。
短編だからこそ良かったのかもしれないけど、長編で読みたいなあと思ったので8点で。

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