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ミステリの祭典

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マイ・ベスト・ミステリー<3>
岩井志麻子・恩田陸・篠田節子・高村薫・馳星周・山田風太郎・山田正紀

作家 アンソロジー(出版社編)
出版日2007年09月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 蟷螂の斧
(2022/11/29 21:26登録)
上段「最も好きな自作」 下段「最も好きな他人の作品」(敬称略)
①岩井志麻子 魔羅節 6点 男は化粧水をつけ、着物の下に女の腰巻をつけて客を取る。男は魔羅節を忘れることはない・・・生贄
②セメント樽の中の手紙(葉山嘉樹) 6点 セメント樽から小さな箱が見つかった。その中の手紙には恋人が破砕器に挟まってしまったと・・・プロレタリア文学 
③恩田陸 オデュッセイア 5点 ココロコという島?には意識があり動くのだ。長い旅が始まった・・・ファンタジー 
④糸ノコとジグザグ(島田荘司) 8点 「毒を売る女」で書評済 
⑤篠田節子 青らむ空のうつろのなかに 6点 母親から虐待され農場に預けられた少年。豚にだけ心を開くが・・・救いはあるのか?
⑥痩牛鬼(西村寿行) 6点 出荷直前の松坂牛が消えた。犯人は牧夫の少年と判明するが・・・残酷 
⑦高村薫 みかん 3点 ミカンを求め青果店を転々とする老人…人生の終焉
⑧ひかりごけ(武田泰淳) 8点 冬の知床沖で船が難破。一人が飢えと衰弱で死亡。船長は生き残るため、その肉を食するという・・・原罪 
⑨馳星周 古惑仔 4点 日本のヤクザの親分の娘をガードする香港のチンピラ・・・抗争 
⑩雨の路地で(大藪春彦) 4点 賭けに負け金策をするヤクザ・・・バイオレンス 
⑪山田風太郎 まぼろしの恋妻 6点 7年前に母子が行方不明に。その父親は最近、「乳母車」を押している母親を見たという・・・幻想? 
⑫瓶詰の地獄(夢野久作) 8点 「瓶詰の地獄」で書評済 
⑬山田正紀 雪のなかのふたり 5点 窓際族の一員になった男は浮浪者と出会い・・・化かし合い 
⑭かむなぎうた(日影丈吉) 6点 老婆が川で死亡。悪ガキが老婆の金を狙っていたが・・・殺害方法の推理

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