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ミステリの祭典

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「化かされた古狐」亭の憂鬱
リチャード・ジュリーシリーズ

作家 マーサ・グライムズ
出版日1985年11月
平均点8.00点
書評数1人

No.1 8点 nukkam
(2010/02/25 11:46登録)
(ネタバレなしです) 1982年発表のリチャード・ジュリーシリーズ第2作の本格派推理小説で、前作の「『禍いの荷を負う男』亭の殺人」(1981年)に比べるとプロットがすっきして格段に読みやすくなっています。ジュリーもちゃんと名探偵らしくなりました。代わりにメルローズ・プラントが地位を下げましたが(笑)。舞台描写も卓抜で、霧や風そして暗さを巧妙に描いて寒村の雰囲気をたっぷり味わせてくれます。丁寧な謎解き説明も好感を持てます。

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