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ミステリの祭典

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訪問者

作家 恩田陸
出版日2009年05月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 nukkam
(2016/03/03 18:45登録)
(ネタバレなしです) 2002年から2004年の長きに渡って発表され、2009年にようやく単行本として出版された本格派推理小説です。「嵐の山荘」、「クローズド・サークル」、「記憶の中の殺人」、「各章の出だしは同じだが毎回先の読めない展開」に取り組んだ結果、とてもユニークな作品になりました。結末だけを評価すれば不満を覚える読者もいるでしょう。しかし本書は展開の妙を楽しむべき作品だと思います。不思議な謎が散りばめられているだけでなく、探偵役と容疑者役が何度も役割交代したりと全く先の読めない展開で、雰囲気は静かなのにじわじわとサスペンスが盛り上がります。作者は本格派推理小説のことを「読んでいる時は最高に楽しいのに書いていると最高につらい」とこぼしていますが、懲りずにまた書いてほしいです(笑)。

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