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ミステリの祭典

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流出
チャーリー・マフィンシリーズ

作家 ブライアン・フリーマントル
出版日1999年08月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 Tetchy
(2009/04/30 22:40登録)
ロシアの核物質が西側へ流出するという報せを受けたチャーリーがアメリカとロシアと共同戦線でそれを阻止するというのが物語の骨子。
そしてロシア側の代表者がかつて愛したナターリヤというのが心憎い。さらに彼女には既に恋人がいて、その彼がポポフというロシア側の作戦指揮者!う~ん、巧いね。

そして三国間の代表が行う政治的、戦略的駆け引きは最高の頭脳ゲーム!高学歴、高水準のディベートゲームを堪能した!

今回しゅっ直のキャラクターは頭脳明晰でFBI随一の核の専門家でありながら、一流モデル張りのスタイルと美貌、さらに自分の欲望に素直な女性ヒラリー・ジェミソンに尽きる。ぜひ再登場願いたい!

ただ彼女が強烈過ぎてチャーリーとナターリヤの関係性が希薄になったのが玉に瑕か。
あと今回は結末が読めてしまったのも点数が低い理由。

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