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ミステリの祭典

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演じられた白い夜

作家 近藤史恵
出版日1998年10月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 5点 ミステリ初心者
(2026/05/02 00:35登録)
ネタバレをしております

 役者たちが集まるクローズドサークル…しかも、その演目どおりに殺されていく…とても惹きつけられる設定で購入しましたw
 非常に読みやすく、すぐに読了できました。役者たちもそれほど人数がいるわけではなく、作中作の劇のストーリーもシンプルです。あまり覚える必要はありません。
 ややテンポやサスペンス性には欠けるものの、割と早い段階で雪密室事件が起こります。
 主観の人物は女性であり、匠や水上との微妙な感情や関係が描かれます。それがラストシーンや真相にも活きている気がします。


 以下、難癖ポイント。
 役者が集まるクローズドサークルという魅力的な設定をみせられると、そこになにか特別なトリックやドンデン返しを期待してしまうのですが、特にそういうこともなく、普通のクローズドサークルのようでした。
 推理小説的要素は第一事件である自殺に見せかけた雪密室が最も大きな部分です。しかし、そのトリックはヒント不足な感じがあり、また成功するのかどうか疑問に思ってしまいました。カメラを使って被害者をコントロールした点には感心しました。

 総じて、読みやすさはあったものの本格度が低い作品でした。また、この本ならではの個性も薄かったように思えます。

No.1 5点 由良小三郎
(2002/10/10 22:44登録)
新しい推理劇の稽古のために集められた人々が、雪に閉じ込められた別荘でまきこまれる舞台のシナリオと同時に進行する殺人事件という、まあ様式的な設定です。
こういう本格、本格した設定は(僕にか)近藤さんにむいていないような気がしました。ちょいとイヤな男もでてきます。本の中で活字の種類が変わる小説は僕はキライなんです。

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