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ミステリの祭典

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野獣の街

作家 エルモア・レナード
出版日1987年05月
平均点8.50点
書評数2人

No.2 10点 Tetchy
(2009/08/24 00:11登録)
血沸き肉躍るとは正にこのことを云うのだろう。
題名どおり、「野獣」たちが集い、戦う物語。脇役、端役に至るまで全てが生きている。
特に11章の警察署内でのやり取りは歴史に残る名シーンと云えるだろう。
いやあ、堪能したわ。

No.1 7点 mini
(2009/01/28 09:46登録)
小気味いい犯罪小説を書かせたら右に出る者はいないとさえ言われるエルモア・レナード
「野獣の街」はレナードが作風を確立した初期の代表作で、レナード・タッチと呼ばれる独特の文体でテンポよく読める
出てくる犯罪者は小悪党だけだが、なんたって悪党であることを自覚している悪党なので更生のしようもなく、推理の入る余地なんて全く無いから本格偏愛者が読んでも面白くもなんともないだろう
ラストもあっさりし過ぎてないか、って感じだけどレナード・タッチだからこれでいいのだろう

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