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ミステリの祭典

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神の子の密室

作家 小森健太朗
出版日1997年05月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 Tetchy
(2008/12/21 00:21登録)
本書は前書きにも書かれているように小森氏が調査に携わっている1945年にエジプトのナグ・ハマディで見つかった古文書群のうち、イエス・キリストについて書かれた雑記を基に物語形式にされたものだ。小森氏によれば、他の記録に関しては公表されているのに、このイエスに関する記録については50年経った今(1997年当時)も公開される模様がないので彼はミステリという体裁を取って公表しようとしたのが本書に当るとのことだ。

その中で本書はあの有名なキリストの復活について謎解きを行っている。

しかしこの解明された謎の真相が、なんとも陳腐だといわざるを得ない。まさしくこの謎はそっとすべき謎だと云いたい。
意気込みは買うが、突かなくていい藪を突いてしまった、そんな読後感が残る作品だ。

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