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ミステリの祭典

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不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界
世界シリーズ

作家 西尾維新
出版日2008年12月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 虫暮部
(2016/06/30 11:35登録)
 ありふれたネタでもアリに出来る作家と出来ない作家がいるわけで、主題の周囲をぐるぐる回って適当に話を逸らしているかのように見える饒舌を積み重ねていつのまにか読み手を作品世界に絡め取る筆力は、あからさまな名文美文でないゆえにタチの悪い吸引力を誇る。内容的に殆ど空っぽな本作では特に。

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