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ミステリの祭典

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アウトローのO
キンジー・ミルホーン

作家 スー・グラフトン
出版日2000年08月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点
(2020/07/28 23:21登録)
キンジーの最初の夫ミッキー・マグルーダーが撃たれて瀕死の重傷を負う事件の顛末が描かれた作品です。ミッキーについては、以前の作品では全くと言っていいほど語られなかったそうですが、その彼が最後どうなるのかというとろころも、見どころの一つとなっていて、ラストの味わいがなかなかいいのです。彼女がミッキーと別れる原因となった過去の事件の究明ということで、作者も気合が入っている感じです。未読の作品の書誌データを調べてみたところ、分量的にもこれまでで最も長いものになっています。
謎解き的には特にどうと言うこともありませんが、それなりの意外性はあると言っていいでしょう。
ところで、PIと呼ばれるものを今まで "Private Eye" だと思っていたのですが、本作では "Private Investigator" の頭文字としていました。なるほど、それなら厳密に実際の頭文字です。

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