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ミステリの祭典

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殺人アイス・リンク
マット・コブ

作家 ウィリアム・L・デアンドリア
出版日1985年11月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点
(2022/12/13 22:48登録)
〈ネットワーク〉テレビ局の特別企画部(トラブル処理)担当副社長マット・コブのシリーズ第4作。
最初のページ、殺された精神科医の死体がアイス・リンクの上に転がっているのを「私」ことマットが見つけたところから、話は始まります。この被害者が残したダイイング・メッセージについては、早い段階でマットが刑事に「エラリイ・クイーンを読んだことはないのか?」と聞いていて、何回か議論され、最後にその意味が分かったところで殺人犯も判明することになります。巻末解説では、「日本人には馴染みのない」「淡白にすぎる」と貶していますが、それだけの作品でもありませんし、そんなに悪くないと思います。ただ、リンクの上をかなりの距離這って行ったのはさすがに無理で、旗が手近にあった設定にした方がよかったとは思いますが。
それより、第2、第3の殺人の動機が無茶なのが気になりました。

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