home

ミステリの祭典

login
シャーロック・ホームズのドキュメント
ホームズのパスティーシュ

作家 ジューン・トムスン
出版日2000年02月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 nukkam
(2016/07/16 01:06登録)
(ネタバレなしです) シャーロック・ホームズが兄マイクロフトの依頼でフランスの暗殺者と対決する「並木通りの暗殺者」、主人の命が危険にさらされていると家政婦が訴える「ウィンブルドンの惨劇」など、ホームズが公表の許可を与えなかった7つの事件記録を収めた第4短編集で1997年に出版されました。失敗談あり(但しホームズは満足しています)、命がけの仕事ありと多彩な作品が読めますがそれでいてドイル原作の雰囲気を壊すことはありません。人情談的要素のある「フェラーズ文書事件」や、犯人逮捕で終わらずホームズが事件の凶悪性を長々と説明しているのが珍しい「ウィンブルドンの惨劇」が印象に残りました。

1レコード表示中です 書評