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ミステリの祭典

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神の拳

作家 フレデリック・フォーサイス
出版日1994年06月
平均点4.50点
書評数2人

No.2 4点 ROM大臣
(2022/06/16 14:28登録)
潜入するSASの兵士と、後方で情報を分析する学者を主なストーリーの柱にして、湾岸戦争を舞台にイラクの核にまつわる秘話を描くという趣向。
湾岸戦争という出来事を、膨大なデータを駆使して重層的に描く手腕は感服するが、物語と中の人間ドラマは完全に膨大なデータの中に埋没してしまっている。物語の展開と人間関係がご都合主義的すぎて、読者の興を削ぐ結果となってしまっている。

No.1 5点 いいちこ
(2022/01/04 18:20登録)
意欲的な作品ではあるのだが、登場人物とサイド・ストーリーの多さから、前半部分のリーダビリティは非常に低い。
最終盤に至って、それらが一点に収斂していくのだが、読後にやや疲労感も感じるところ

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