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ミステリの祭典

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雨の午後の降霊会
別邦題「雨の午後の降霊術」

作家 マーク・マクシェーン
出版日1996年03月
平均点3.50点
書評数2人

No.2 6点 kanamori
(2010/06/18 18:56登録)
ちょっと変わった雰囲気の誘拐サスペンスでした。
生活に貧した霊媒師夫婦が自身の予言能力の評判を上げるため少女を誘拐するというストーリーですが、計画の杜撰さなどを見ても、作者は通常の誘拐サスペンスを目指したものではないようです。
白黒映画を見るような、暗いトーンで描かれる夫婦の日常描写などは、なかなかよかったのですが、ラストの処置に関しては読者によって相当評価が分かれるところではないかと思います。

No.1 1点 mini
(2008/11/18 14:06登録)
トパーズプレスから出版された後、今年になって創元から復刊されたもの
トパーズプレスだからもちろん瀬戸川猛資氏のお薦めというわけだが、何度も言うように私は瀬戸川氏と相性が悪く、瀬戸川が悪く言うものに良いものが多く、褒めるものは大抵つまらない
この作品も見事に私の法則?に従ったもので、つまらないことこの上ない
犯罪小説として見ると、根本的に犯行計画が杜撰極まりなく、こんなの破綻するに決まってるだろって感じで面白くなるわけがない
私は採点において、10点と1点だけは余程のことがない限り付けない方針だが、これには1点を付けさせてもらう

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