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ミステリの祭典

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アマンダの影
キャシー・マロリー

作家 キャロル・オコンネル
出版日2001年06月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 5点 Akeru
(2018/12/02 20:18登録)
「Alpha」を「アルパ」と訳すようなやつがこの本を丸々訳してるらしい。
脱力。

No.1 6点
(2016/01/18 00:00登録)
キャシー・マロリー刑事のシリーズ第2作。オコンネルを読むのは初めてですが、少なくとも本作を読む限り、同一シリーズの他作品でジャンル分類されているハードボイルド度はゼロです。マロリーが第1作タイトルの「氷の天使」にふさわしいほとんど無機質な感じを与える天才ハッカーという設定は、読み進んでいくと、作者と正反対の人格ではないかと思えます。マロリーの友人で協力者のチャールズが、殺人事件の被害者アマンダの幻影を造り出し、ほとんどその幻影に憑かれたようになっていくあたりなど、作者の資質・傾向はこっちの方ではないかと思えるのです。この幻影、実のところ本作の中心プロットに必要不可欠なわけではありません。
全く無関係な2つの事件が同時進行していきますが、クライマックス・シーンでの2つの結び付け方はなかなかのものでした。その最終日の章、強引なご都合主義はありますが。

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