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ミステリの祭典

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オイディプスの報酬

作家 リチャード・ニーリィ
出版日1978年11月
平均点6.50点
書評数2人

No.2 6点 蟷螂の斧
(2013/11/15 20:57登録)
サスペンスとしては楽しめましたが、「ニーリィ節」炸裂とまでは言い難い作品でした。刑事が登場し、真相が明らかになるのですが、本格物ではないので推測にしか過ぎない点(刑事も同様に発言)が物足りなさを感じてしまいます。しかし、どこか崩れた人間を描くのがうまい作家ですね。これで翻訳7作品を読了。

No.1 7点 こう
(2010/07/15 00:30登録)
 ベトナム帰りのジョニーの視点で語られるサスペンスで父親の若い後妻と共に財産目当てに父親の暗殺を企む、というありがちなストーリーですがいかにもニーリィらしいどんでん返しのあるストーリーとなっています。原題の方が内容にそっていますが題名だけで勘のいい読者には見当がつきやすいのでこの作品についてはまだ改題でいいかなあと思います。ただ改題でもヒントにはなっています。
 邦訳された他作品同様登場人物も少なく読みやすいと思いますが他作品同様探偵役の刑事は影が薄いです。
 ちなみに解説は折原一です。 

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