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ミステリの祭典

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原告側弁護人

作家 ジョン・グリシャム
出版日1996年09月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 YMY
(2023/05/24 22:51登録)
純粋で正義漢だけは人一倍強いものの、借金まみれでガールフレンドにはふられたばかり。おまけに就職のめどさえつかなかったルーディが七転び八起きして、最終的には大きな裁判に立ち向かうというプロットは、いかにも大衆好み。クライマックスの法廷シーンでは、ルーディは苦戦することもなく一方的に相手をやり込めてしまうため、ミステリとしては物足りないが、青春サクセスストーリーとしてみれば、痛快極まりない。
爽やかさとほろ苦さが適度にミックスされたラストも余韻が残る。

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