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ミステリの祭典

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踊る黄金像

作家 ドナルド・E・ウェストレイク
出版日1994年06月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 kanamori
(2010/10/19 17:45登録)
南米某国の博物館から盗まれた黄金のアステカ像を巡って、ニューヨーク市中で悪党どもが争奪戦を繰り広げる。某復刊ドットコムではドートマンダーシリーズと紹介されていますが間違いで、ノンシリーズのスラップスティック・ミステリです。
レプリカの黄金像が多数混入し収拾がつかない大騒動が面白いですが、70年代半ばの流行「ハッスル」ダンスから派生した数々のスラングのニュアンスは、時代性とともに日本人読者には分かりずらいところがあります。
「このミス」で上位に入り、ウエストレイク再評価のきっかけとなったという点では意義のある作品だと思います。

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