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ミステリの祭典

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殺意の団欒

作家 ジェームズ・アンダースン
出版日1989年06月
平均点6.33点
書評数3人

No.3 6点 ROM大臣
(2022/06/16 14:21登録)
ストーリーは単純明快。相手を内心で嫌い合っていた夫婦が、家の売却問題を機に殺意を燃え上がらせるに至り、あの手この手で相手を亡き者にしようと企む。
もちろん簡単に成功するわけもなく、当人が間抜けだったり、不運に見舞われたりで計画は片っ端から頓挫するのだが、その様はユーモアやコメディと呼ぶよりギャグに近い。オチも気が利いている。

No.2 6点 蟷螂の斧
(2014/04/18 20:15登録)
裏表紙より『シルヴィアが夫を殺そうと決心したのは、ある水曜日のことだった。ところで彼女は知らなかったが、夫のエドガーは火曜日、すでに妻を殺す決意を固めていたのだった。・・・・・』          ユーモアミステリーです。心理描写と会話のギャップが楽しめました。行動のすれ違いも面白い。落としどころはまずまずといった感じです。

No.1 7点 こう
(2008/08/24 23:06登録)
 この作品は本格ではありませんが笑わせてくれるミステリです。イギリス上流階級の夫妻がお互いを殺そうとする作品ですが素人のため失敗を繰り返す様がコミカルに描かれます。確か昔同じテーマの映画があったと思いますがそちらはブラックユーモア調だったのに対しこちらはコミカルです。
 相手に対するセリフと実際の心情の部分のギャップも面白いです。
 ラストで物語は急展開しますがその内容もラストのセリフもありきたりですが十分楽しめました。

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