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ミステリの祭典

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未明の悪夢
雪御所圭子・有希真一シリーズ

作家 谺健二
出版日1997年10月
平均点6.50点
書評数2人

No.2 6点 メルカトル
(2010/07/19 23:26登録)
阪神淡路大震災直後の生々しい描写など、半端ではないポテンシャルを保持する貴重な作品ではある。
トリックは震災を実際に体験した者でなくては思いつかないものかも知れないが、ミステリをある程度読んでいる読者なら、苦もなく見破れてしまうのが残念。

No.1 7点 テレキャス
(2009/08/02 20:13登録)
鮎川賞受賞作品。
阪神·淡路島大震災がテーマ。
【それまで】、【そのとき】、【それから】の三部構成。
本編の半分は阪神大震災の描写にあてられ、関東で生まれ育った私には想像をはるかに越える状況が描かれている。
そんな中に起こる殺人事件は多少浮いてしまった感がないこともないが圧倒的な震災パートだけでも充分に評価でき、いまだかつてない読後感を与えてくれた。

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