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ミステリの祭典

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殺人への扉
ヘンリー・ガーメッジシリーズ

作家 エリザベス・デイリー
出版日2008年06月
平均点6.50点
書評数2人

No.2 6点 nukkam
(2016/07/02 09:10登録)
(ネタバレなしです) 1942年発表のヘンリー・ガーメッジシリーズ第4作です。既に怪死事件が1件、手紙事件3件、疑惑の事故4件と結構色々あったらしいことが序盤で提示されますが怪死事件以外はミステリー読者の興味を惹きそうなネタでなく、怪死事件にしても過去の出来事扱いのため前半の展開がやや退屈に感じました。しかし中盤で新たな事件が起きてからはようやく本格派推理小説として目覚めたかのように物語のテンポが上がり、結末もなかなか劇的に描かれています。

No.1 7点 mini
(2008/10/13 15:48登録)
デイリーはクリスティのお気に入り作家というコピーだけが先行するが、決して宣伝文句だけの作家ではない
個人的には大好きな作家
なんて言うのか理屈じゃないんだけど、文体など不思議と肌の合う作家っているよね、そんな感じ
不自然さを感じさせない会話文がいいんだよね
アメリカ作家なのに英国風な感じもいい
「殺人への扉」はミステリーとしては標準レベル位と思うけど、文章が好きなのでつい評価が甘くなる

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