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ミステリの祭典

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紫の悲劇
霞田兄妹シリーズ

作家 太田忠司
出版日1999年11月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 makomako
(2008/12/07 22:27登録)
霞田兄妹シリーズを順次再読しているが、これは新しいバージョンの第1作。シリーズを短期間に順を追って読んでいくと作者の意図が何となく分かる。登場人物も怪しげだったり、志郎と対立する探偵もかなり変な人間で、良い意味でも悪い意味でも本格推理小説物の雰囲気が強くなってきている。太田忠司の小説は読みやすく読後感も良いのだがやや物足りないところがあったので、個人的にはこういった方向への転換は悪くないと思う。

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