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ミステリの祭典

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柩の花嫁 聖なる血の城

作家 黒崎緑
出版日1993年08月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点
(2017/07/06 22:12登録)
6割ぐらいまでは、フランスの小さな城を改造したホテルに滞在する日本人たちの間で起こった事件を描く作品です。その後舞台は日本に移ります。それにしても長い作品です。ここまで長くする必要があったのか…
開幕早々、第1章でさりげなく出てくる動機の伏線には、あっさり気づいてしまいました。たぶんこの行の意味はこうじゃないかと思っていたら、案の定。だいたい、このような事件なら、犯人に必要な基本条件は最初から明らかで、犯人は2人のうちどちらかしか考えられません。フランスで事件を終わらせてしまわなかったのは、中心となる2つの殺人事件の他に、過去のその城での落馬死事件と、さらに別の人間の思惑とを入れているからです。クライマックスではそれらの要素をうまく組み合わせてはいるのですが、この別の人間の計画が明らかになる最後の部分は、おいおい西村京太郎かよ、と思ってしまいました。

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