home

ミステリの祭典

login
ワトスンの選択
ミセス・ブラッドリー

作家 グラディス・ミッチェル
出版日2008年05月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 nukkam
(2015/08/20 23:01登録)
(ネタバレなしです) 1955年発表のミセス・ブラッドリーシリーズ第28作の本格派推理小説です。秘書のローラが多少は羽目を外してもミセス・ブラッドリーが寛容な態度を見せているのは初期作の「ソルトマーシュの殺人」(1932年)あたりと比較するとだいぶイメージチェンジしていますね。ミステリーファンならわくわくしそうなホームズにまつわるネタをふんだんに用意しながら、どこか読者に対して距離を置いたような使い方をしていまひとつ盛り上がらないところがミッチェルらしく、解決もかなりの唐突感があります。

1レコード表示中です 書評