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ミステリの祭典

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桜雨

作家 坂東眞砂子
出版日1995年10月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 Tetchy
(2008/05/09 23:13登録)
今回の舞台はなんと東京。
しかし東京といっても年寄りの街、そして仏閣の街、巣鴨。やはり死がテーマの一部だ。

物語は混乱の昭和初期を生き抜いた二人の女性の物語を軸に、戦前の画家西游を巡る現代の物語が展開する。

当初現代で西游を探る彩子が主人公と思っていたら、断然過去のパートの方が面白くなり、主客転倒してしまった。

一応の決着がつくが、色々な物が取り残されたような形。
もうちょっと書き込めば傑作になっていたんだろうけど。

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