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ミステリの祭典

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賢者の贈り物

作家 石持浅海
出版日2008年03月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 5点 まさむね
(2019/11/04 19:06登録)
 Whyに特化した日常の謎系の短編10本で構成されています。作者らしく、複数の人物による会話又は個人の自問自答の中で思考が深められていくのですが、まぁ、しつこく感じてしまう短編もありましたねぇ。「それ、さっき考えたよね」みたいな。また、どの短編も昔話や童話をモチーフにしており、なるほど巧く紐づけている短編も無くはないけれども、全般的にはこじつけ気味か。
 それよりも、個人的に最も気になったのが全短編に登場する長い黒髪の美人、磯風さん。各短編が独立しているし、磯風さんが同一人物とも書いていない、つまりは各短編に登場する彼女は別人と捉えることも可能だけれども、仮に同一人物だとして…と想像するのも一興かな。
 女子たちとの自宅での鍋パーティー解散後に、女性モノの靴が一足残っていた。誰も申し出てこないけれど、なぜ?(ガラスの靴)や、彼女が自分の素性を明かそうとしないのはなぜ?(泡となって消える前に)あたりが、悪くなかったかな。単にハッピーエンドに弱いだけなのかもしれないけれど。

No.1 5点 こう
(2008/05/21 23:31登録)
 短編集でしいていえば日常の謎?の範疇にはいると思います。登場人物の一人が悩み事をかかえていて本人もしくはもう一人の登場人物が論理的に解決するお話ですが、論理的な部分もその短編の主人公の主観、直感に基づいた推論が多いです。殺人事件が起きているわけではなく短編主人公の登場しない周囲の人間がどうしてそう行動したかを解き明かすスタイルなので論理的とはいえ予想と変わらないのも仕方ないと思います。 
 

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