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ミステリの祭典

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ふたりのシンデレラ

作家 鯨統一郎
出版日2002年08月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 蟷螂の斧
(2014/11/16 19:42登録)
裏表紙より~『「ふたりのシンデレラ」を上演するため、合宿中の劇団を襲う惨劇。主役を巡り、女優や演出家が対立する中、一人は殺され、一人は失踪、一人は重傷を負い記憶を…。シンデレラが仕掛けた罠とは何か?事件の証人であり、犯人であり、犠牲者で、探偵役で、ワトソン役で、記録者で、容疑者で、そして共犯者でもある…一人八役の「わたし」が語る驚愕の真相とは。』~
「シンデレラの罠」(1962)のオマージュ作品(2002)です。オマージュでは綾辻行人氏が1989年に先行。原作は一人四役に対し、本作は一人八役に挑戦したもの。展開は楽しめましたが、ミステリーの基本となる証拠などのトリックに関し、やはり無理があるような気がします。技術的な問題ではなく、ミステリーファンの心理として納得がいくかどうかということですが・・・。

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