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ミステリの祭典

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新・教場

作家 長岡弘樹
出版日不明
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 E-BANKER
(2026/10/17 12:08登録)
"木村拓哉=風間教官で、今や日本中に知れ渡ることとなった「教場シリーズ」。
本作は連作短編というシリーズの標準フォーマットに戻った。
単行本は2023年の発表。

①「鋼のモデリング」=入学前に警官の命を救ったという「武勇伝」を持つ学生”矢代”。彼が退学第一号。
②「次代への短艇」=入学前に家業である町工場で働いていた学生である努力家が”笠原”。彼が退学第二号となってしまう。
③「殺意のデスマスク」=おつぎはブラジリアン柔術の達人という変わり種の学生“若槻”。なんだかんだの果てに彼も退学へ。
④「隻眼の解剖医」=解剖実習の日。その“えげつなさ”に学生の誰もが“戻す”なか、ひとり耐え抜いたのは女性の“初沢”。彼女は男女混合のマラソン大会でも好成績を収めたのだが・・・退学。無念!
⑤「冥い追跡」=またも女性。しかも主席での卒業間違いなし&ルックスも抜群という好素材”星谷”。彼女も主席争い?のとばっちりを受けて退学してしまう。
⑥「カリギュラの犠牲」=ついに卒業式の日。しかし、そんな晴れの舞台でも風間は容赦しない。学究肌の学生“氏原”が最後の最後で退学・・・

以上6編。
相変わらずである。風間教官は。
なんと一話ごとにひとりずつ、生徒が退学していくという事態。普通に考えれば、「大ごと」である。警察学校としても何か対策を検討しないといけないのでは?
そんないらぬことを心配してしまうような本作。まあ風間は風間なりに彼・彼女らの将来を慮ってのことなんだろうが、なにもそこまで細事を取り上げなくてもいいじゃない・・・と思わずにはいられない。
ということで、心の中がザワザワしたまま読了してしまった。
読後感はあまりよろしくないけれど、それが本シリーズのテイストだからなあー。仕方なし。
(またも若手俳優たちが生徒を演じるんだろうなあー)

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