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ミステリの祭典

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寝台特急出雲・大井川の殺人交差
西東南&村嶋なつみ 改題「Wブルートレイン殺人事件 大井川の殺人交差」

作家 若桜木虔
出版日2004年06月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2026/09/13 19:42登録)
(ネタバレなしです) 2004年発表の女性記者・西東南シリーズの本格派推理小説で、女性刑事・村嶋なつみが初登場する作品です。もっとも本書を読む限りでは新人刑事のなつみの謎解きへの貢献度は高くありませんけど。出雲から東京へ向かう寝台特急「出雲八号」がトンネルを抜ける直前で投身自殺者により急停車し、乗り合わせていた南は個室寝台の他殺死体を発見する羽目になります。捜査が進むにつれて二重他殺事件の可能性が高くなり、南はプロファイリングで犯人像を絞り込んで行きますがいかに過去に名探偵としての活躍があったとはいえ佐竹警部がそれを無条件で盲信するのはちょっと安易過ぎな展開の気もします。犯人は早々と見当がつき、後半はアリバイ崩しの謎解きとなります。トリックのアイデアはなかなか気が利いていると思いますが、アリバイが崩れただけでは逮捕に至らないとまだ物語は続きます。しかしこの締めくくりではすっきりしないと感じる読者もいるのではないかと思います。

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