| 池魚の殃 鬼籍通覧 |
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| 作家 | 椹野道流 |
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| 出版日 | 不明 |
| 平均点 | 5.00点 |
| 書評数 | 1人 |
| No.1 | 5点 | メルカトル | |
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(2026/09/11 22:22登録) O医大法医学教室の大学院生・伊月崇と指導教官の伏野ミチルは、何者かによって拉致監禁された。現場にはミイラ化した腕が残されていたのだが……。誰が何の目的で監禁したのか。ミイラは誰の腕なのか? 魅力的なキャラクターとリアルな医学知識で描く、法医学教室のメディカルミステリー。 Amazon内容紹介より。 これまでは法医学教室に持ち込まれた遺体を解剖し、死因を特定したり凶器を探ったりしていたミチルと伊月が、本作では事件の当事者になるのが目新しいところです。そして何者かの右腕のミイラと云う謎が現場に残されます。警察の捜査はほとんど描かれませんが、その代わり今回は伊月とその親友で刑事の筧、それにミチルを加えた三人の共同生活がかなり克明に描かれています。他のキャラも相変わらずの個性が際立っていて共感が持てます。 ただ捜査側の描写がほぼない為、二人を監禁した犯人が唐突に告白を始めます。この辺りはじりじり犯人に迫っていくアプローチは手法として取っていないので、いささか淡白に感じますね。どうしても舞台が法医学教室なので限界があるのでしょう。探偵が活躍して、推理し解決する典型的な本格ミステリとは一線を画しています。だからでしょうか、読み易いのは良いですが、読み応えがやや足りないと感じてしまうのは私だけですかね。しかし物語としては面白いのは間違いないです、ただ見せ方がちょっとどうかなと思います。 |
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