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ミステリの祭典

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最後の一行 black
市塔承 歌野晶午 麻耶雄嵩 東川篤哉

作家 アンソロジー(出版社編)
出版日2026年05月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 メルカトル
(2026/08/09 22:22登録)
市塔承「プカプカ島」
言語をめぐる冒険譚。
伝染病を治癒する卵を産み落とす鳥を追い、一行は島へと向かうーー。

歌野晶午「邪魔者」
仲の良い母娘を襲った悲劇。
愛憎の物語が迎える、戦慄の幕切れーー。

麻耶雄嵩「雷鳴と稲妻」
「曰く」が集まる山間のペンション。
銘探偵メルカトル鮎の犯人当てが導くのはーー。

東川篤哉「そして世界がひっくり返る」
『黒月ノ輪熊の会』を主催する蔵持金蔵の別荘で殺人が起こる。
しかし犯人の条件に合う者は一人もいない......。
Amazon内容紹介より。

内容は上述の通りです。補足すると、『プカプカ島』は船長、副船長、医師の三人が先住民の言葉に響きを見出し、その意味を次第に解明して行きます。ある程度話が通じた後に起こった意外な結末。
『邪魔者』は成程のタイトル。そう来るのかと読後唖然。歌野晶午らしい作品だと思います。
『雷鳴と稲妻』はメルカトル鮎が大活躍。既に真相を見破っているのに勿体付けてます。しかし最後は捻り過ぎてまさかの結末が。
『そして世界がひっくり返る』はこの中では一番面白かったですね。容疑者には全員共通点があり、それを逆手に取っての犯人のある行動が予想外の展開に。クローズドサークルの中での伏線回収とロジックがお見事です。

全作に言えるのは、最後の一行と云うより、最後の数行でしょう、反転を味わえるのはって事です。最も異色だったのは市塔承ですが、面白かったかというとそうでもない感じでした。正直麻耶雄嵩に期待したのですが、ちょっと無茶したなと思いますね。

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