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ミステリの祭典

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暗殺幻葬曲

作家 水野泰治
出版日1985年08月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2026/08/18 14:22登録)
(ネタバレなしです) 1985年発表の本書の講談社ノベルス版の表紙には「本格推理」と記載されていますが個人的にはサスペンス小説でないかと感じました。両親を交通事故で亡くしたばかりの桜田真美は血液型から自分が実の娘でなかったことを知って衝撃を受け、恋人の康彦と喧嘩別れして実の親を探そうとします。一方康彦は謎の老人から今後桜田家に近づくなと警告されます。暗号の謎解きやトリックの謎解きには確かに本格派らしさも感じますが、多くの秘密は推理でなく関係者の証言で明らかになっていきます。犯人当てミステリーのように解くべき謎が最初から提示されてはいないので、どこかつかみどころのないプロットでした。康彦は真美から「非常識でひとり合点が多く、頼りがいもなさそう」と随分な評価をされていて、確かに空回りの行動が目立つのですけどそういう真美だって見知らぬ人物にほいほいついて行ったりしてどっちもどっちという気がしました。

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