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ミステリの祭典

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最後の皇帝と謎解きを

作家 犬丸幸平
出版日2026年01月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 虫暮部
(2026/07/28 13:21登録)
 時代物だけど、特殊な青春ミステリと呼んでも差し支えなさそう。権力者の “無自覚な傲慢さ” が、しかし妙に愛らしく描かれている点に注目。謎は薄味ながら、友情譚の味付けとしては寧ろちょうど良いくらい。それだけに第四章はショックだったな。
 似たような名前が多くて紛らわしいのは文化的背景を有するので止むを得ないか。行き届いた時代考証を踏まえつつも、決して徒に重厚ではない筆致が心地良い。色々勉強になりました。宝貝……マジか……。

 ただ、“溥儀の日記” はどうだろう、あのような “感情の答え合わせ” は無くても良い気がする。だって本編がしっかり書けているのだから。読めば判るのだから。
 でも、最後の場面の為には必要かな? うーむ。

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