| 殺人勤務医 |
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| 作家 | 大石圭 |
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| 出版日 | 2002年03月 |
| 平均点 | 6.00点 |
| 書評数 | 1人 |
| No.1 | 6点 | メルカトル | |
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(2026/07/17 22:25登録) 優秀な中絶専門医・古河は、柔らかな物腰と甘いマスクで人望も厚い。 しかし彼の価値観は、幼少期のある出来事により歪みきっていた……。 彼は、死に値すると判断した人間を拉致して地下室の檻に閉じ込め、残忍な手段で次々と、淡々と殺していく。 Amazon内容紹介より。 エログロ控えめ、だと個人的には思いますが、苦手な方は控えた方が良いかも知れません。人工妊娠中絶手術専門の産婦人科医の「僕」古河は連続殺人鬼である。ある時は拷問を加え、ある時は食べ物を一切与えず餓死させ、海の底に沈めて始末します。しかし自分で言っている様な快楽殺人鬼という訳ではなく、大袈裟に言えば大義の為に殺人に手を染めます。なので、主人公の古河に対する嫌悪感は覚えません。言わば天誅を下すという意味では、被害者に同情する感情は芽生えません。 クラシック音楽を絡めたり、ポルシェに関する薀蓄を語ったり、食事の描写に凝るなどして目先を変え、読者が飽きない様な工夫が施してあり最後まで楽しめます。又、妊娠中絶に対して様々な角度からスッポットを当てて賛否を論じています。終盤でハッとする様な意外な事実が齎されますが、物語はフェードアウトする様に余韻を残しながら終わっていきます。もう少し白黒ハッキリ付けても良かった気がします。しかし、文章も上手いし、今まで読んで来た作品同様面白かったですね。 |
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