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ミステリの祭典

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特報社会部記者
社会部記者シリーズ

作家 島田一男
出版日1997年09月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 斎藤警部
(2026/07/14 01:11登録)
「水落カオリってんです。 エヘヘ・・・・・・、 色気たっぷりの名前だ」

昭和百一年。 いよいよ二世紀目に入った昭和の夏も島田一男で万全だ。

■山手線ならではのちょいとヒネったアリバイトリックが光る某作。
■乱歩さん某代表作のメイントリックにインスパイアされて、ちょいとズラしてみた様な某作。
(しかしタイトルが、いくらなんでもネタバレだぜ?)
■ハードボイルド風錯綜人間関係に、死体移動&アリバイトリック複雑系を真正面からぶつけて来た。 そこをシマイチ文章の濃厚なところでずーーっと囃し立てるもんだからちょっとトゥーマッチな感もある。 ともあれ最後は衝撃波に耐えきれず飛び出して来た意外な犯人と、盲点突きまくりのシンプルなトリックにびっくりする、入魂の一篇たるチョイ長の某作。
(でもやっぱ短篇~中篇でコレはごってりし過ぎかなあ。 これこそ長篇にすれば良かったのに。。 と思わなくはない。)

題名を伏せた(とは言えバレバレ)上記三作以外も、手堅い普通ミステリながら、非凡なシマイチ文体シマイチ会話文の横溢で実に魅力溢れる昭和の夏の伴走者になってくれている。
(正月が舞台の話もいくつかあったりするが、それすら島田一男の夏だ)

環状線の女/人形地獄/空中花嫁/双面獣/白銀仮面(シルバー・マスク)/猫と指輪/恐風  (青樹社文庫)

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