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ミステリの祭典

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巡査たちに敬礼を

作家 松嶋智左
出版日2024年02月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 小原庄助
(2026/07/05 08:42登録)
レッカー移動取り締まり時の事件を探る「罅」、警察学校内での不審死を巡る「拝命」、車同士の衝突事故がさらなる事件に発展する「南天」など6編からなる連作集。
キレが今ひとつのものもあるが、それでも警官たちのドラマが熱く響いてくる。とりわけラストの「署長官舎」は官舎で見つかった骨を巡り、50年間に渡る警察内部の組織的隠蔽を丹念に追及していく力作。事件解決へと向かう道のりが、そのまま個人的な人生の問題解決とつながるという本筋と脇役の交錯も見事。しかもその人物配置が、冒頭に置かれた「障り」の後日談的性格も備えている作りも秀逸。

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